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監督リレー

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このページは、私たち【建設×女子部】が、現場監督などにお話をお聞きするスペシャルコンテンツです。建設業界の最前線である現場作業のことから、建設業界と女性の接点などについてお聞きします。夕方に現場作業を終えてきた監督の、生の声をどうぞ。監督!そこんトコ、どうなんですか!?

水元翼さん
女性が少ないのは、女性にできる仕事が少ないからではない

お名前、ご年齢、建設現場での現場監督歴を教えてもらえますか?

水元翼です、19歳です。現場監督は1年と3ヶ月目です。今の現場は分譲の高層マンションで、40階建て。現場では500人くらいの作業員さんが働いていると思います。建物はもう40階まで建っていて、今は内装作業の段階です。

 水元翼さん

お仕事をしていて「楽しいな」「嬉しいな」と感じるのは、どんなときですか?

思ったよりも早く仕事が片付くと嬉しいです。自分が予定していたよりも早く終わるとか。あと、作業前に考えてたよりも、実際の作業がうまくいったときは嬉しいなって感じます。例えば、図面とまったく同じに施工できたときですね。あと、作業員さんに「今日は順調でよかったよ」みたいなことを言われると嬉しいなって思います。
ちなみに、今の現場は工期が4年で、ここの現場が現場監督として初めての現場なんです。他を知らないので比べようがないですが、長いなあって思います。だから、写真などで完成時のイメージはあっても、正直なところ想像がつきません。施工はほぼ毎日行われますが、それでも、毎日の生活の中で物が建っていくのを実感するのは難しいなって思いました。

水元翼さん

今の現場で女性の職人さんを見たことはありますか?

ありますよ。ゼネコンの現場監督や現場の作業員さんで女性が働いているのを見たことがあります。職種は設備屋さん、現場をきれいにするクリーニング屋さんです。でも現場で女性を見たのは、現場監督になる前を含めて、今の現場が初めてですね。今の現場でも、女性の作業員さんと接することはあまりないので、正直なところ働きぶりはわかりません笑。

「業者さんの予定に、気を使います」

お仕事される中で、どんなことに気を付けていますか?

水元翼さん

業者さんの予定を組むときに気を使います。例えば、サッシ屋さんとクロス屋さんの作業する日時が重ならないようにとかです。サッシ屋さんは窓や網戸などを建物の窓枠に取り付ける業者さんのことで、クロス屋さんは壁や天井に内装の仕上げシートを張り付ける業者さんのことです。

サッシ屋さんとクロス屋さんの作業が重ならないようにする理由を教えてください。

予定していた工期に間に合わなくなるんです。どちらの業者さんも、同じ日の同じ時間帯に作業をすると、お互いの存在が邪魔になります。例えば、サッシ屋さんが縦すべり出し窓を担いで部屋に入ったら、クロス屋さんの材料や道具が床や棚に置いてあってサッシ屋さんの作業の邪魔になるとか、通路でガラス戸の養生をしているサッシ屋さんの後ろを、脚立を担いだクロス屋さんが恐る恐る通るとかです。
邪魔になると、お互いに気を使いながら作業をするので、作業の進みが遅くなります。そうすると予定した時間内で作業が終わらなくなるんですよ。一つの作業が遅れれば、あとに予定している作業も遅れてしまいます。こうして工期全体に影響がでるんです。でも現場の作業員さんのせいで工期が遅れてしまうということは、現場を管理できてない現場監督の責任であり、つまりその会社の責任を言われてしまいます。お施主様(個人や企業)にごめんなさいと謝って済む問題でもないですよね笑。

女性に知ってほしい、イメージの裏側にある“そこんトコ”
水元翼さん

何が一番大変なんですか?

職人一人ひとり、作業一つひとつに気を使うのが大変です。自分は17時に終われば、あとは一人で仕事するだけだけど、現場にいるときは職人第一って考えるから。気を使うんすよ。職人の安全を守るのは第一だけど、職人が一番作業しやすいやり方を提案しなきゃいけないから、それが一番大変です。でもこういうことは、女性がやっても勤まると思うんすよね。

気を使うのは得意なんですか?

いやいや笑、本当は自分のことで精一杯なんで、人のことまで気を配れないですが、なるべく気配りできるようにしています。上司へ相談して、アドバイスもらいながらです。なので、得意ではないですが、上司の協力を得てなんとかやっています笑。

~取材を終えて 編集後記~

『監督リレーの企画以外でも、建設×女子部はいろいろな方とお話する機会を持てています。そんな中でも、水元さんは一番若い現場監督の一人です。表情がとても印象的でした。はにかむような表情で、言葉を体から絞り出すように答えてくれました。だからこそかもしれませんが、時折返ってくる力強い言葉も、すごく印象に残っているんです。それは、建設業界を目指す女性にメッセージをいただけませんか?とお願いしたときでした。「やりたいなら、失敗してでもやったほうがいい」水元さんは迷いのない口調で言葉短く、ハッキリと女性の背中を押してくれました。女性のみなさんを応援する気持ちは、建設×女子部も同じです!

一方で、水元さんの言葉を聞いて、建設×女子部はこうも思いました。「私たちの仕事は、一人でも多くの「やってみたいなあ」と思ってくれる女性を増やすことだ」だからこそ、気になることや、お悩みなどがあれば、お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡くださいね!これからも、女性のみなさんにとって、有益なサイトになるよう努力していきたいと思っています。お悩み以外の、〇〇の企画をやってほしいなどのご意見も大歓迎ですよ♪』

次回の監督リレーもお楽しみに♪

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